ディラックは2008年2月下旬に台湾SilverStone TechnologyのPC用電源「ZM1200M」と2.5インチHDD対応の外付けケース「TS01B」を発売する。
外付けケースのTS01Bは、RFIDを利用したセキュリティー機能が特徴だ。ケースに埋め込んだリーダーに、付属のICチップを近づけるとHDDにアクセスできる仕組み。席を立つときなど、再度ICチップを近づければ、HDDはロックされてアクセスできなくなる。ソフトウエアをインストールする必要がないため、手軽にセキュリティー対策が講じられる。
万が一、HDDを紛失しても、付属のICチップが無ければ中身のデータを読み出せないという。ICチップの再発行やデータの救出にも応じない。
内蔵できるHDDは、Serial ATA接続の2.5インチHDD。インターフェースはUSB 2.0で、バスパワー駆動にも対応する。予想実勢価格は約7000円。対応OSはWindows 2000/XP/VistaとMac OS 9.x 以降。
ZM1200MはATX12V Version 2.3とEPS 12V規格に対応し、定格出力は1200WのPC電源。外形寸法は幅150×奥行き215×高さ86mm。奥行きが標準的なPC電源よりも長いため、搭載するPCケースには注意が必要。重量も3.2kgと重い。予想実勢価格は約4万円。
PC用電源が供給する中で最も電圧の高い+12V出力を6系統装備。それぞれ17A(アンペア)まで、合計で最大95A出力できる。サポートの対象外となるが、本体側面のツマミで切り替えれば、1系統で最大95Aとしても使える。
ケーブルはすべて着脱式。8ピンと6ピンのPCI Express x16用コネクターを2つずつ装備するなど、対応コネクターの数も豊富だ。
■変更履歴 タイトルを「紛失しても情報流出を防ぐ無線キー付きハードディスク」から「紛失しても情報流出を防ぐ無線キー付きHDDケース」に変更しました。[2008/01/30 20:30] |