写真●無線通信システム「SB-600」。接続されている3本のアンテナは別売りとなる
写真●無線通信システム「SB-600」。
接続されている3本のアンテナは別売りとなる
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 アイコムはITpro EXPO会場で,IEEE802.11n(ドラフト1.0)に準拠した屋外用の無線通信システム「SB-600」を参考出展している(写真)。

 SB-600は屋外のビル間に対向で設置して,無線通信を実現するための装置。各ビルの有線LAN同士をつなぐブリッジとして動作する。現行の「SB-510」シリーズの11n対応版という位置付けで,「性能はSB-510シリーズと同等かそれ以上になる予定」(同社説明員)。2.4GHz帯を利用し,理論上の伝送速度は100Mビット/秒以上,伝送距離は約1kmになる。

 本体はアルミダイキャスト製で,JIS7相当の防水性能を備える。価格,発売時期などは未定。