写真●クラリオン製の「MiND (Mobile Internet Navigation Device)」
写真●クラリオン製の「MiND (Mobile Internet Navigation Device)」
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 KDDIは2008年1月30日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2008」で,2009年に商用化する「モバイルWiMAX」の試作端末を展示している。

 注目は,クラリオン製の「MiND (Mobile Internet Navigation Device)」(写真中央)。5.2型のWVGA(800×480ドット)液晶画面を備え,モバイルWiMAXの通信機能のほか無線LAN機能を搭載する。米インテルが提唱する小型インターネット端末「Mobile Internet Device」(MID)に準拠しており,組み込み型のLinuxで動作する。

 展示ブースでは,ほかにもMIDのモックアップを展示しており,実際のサービスイメージをつかめるようになっている。

 KDDIは2007年12月,インテルと共同出資した事業企画会社「ワイヤレスブロードバンド企画」を通じて,2.5GHz帯の事業免許(特定基地局の開設計画の認定)を取得済み。2009年をめどに,モバイルWiMAXによる無線ブロードバンドサービスを商用化する予定である。