写真●Bizcaの機能一覧画面
写真●Bizcaの機能一覧画面
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 DTS子会社のアスタリクスは,2008年1月30日から東京ビッグサイトで開催中のICT総合イベント「ITpro EXPO 2008」で,新機能を搭載したSaaS型グループウエア・サービス「Bizca」のデモを実施している。Bizcaは,SIerが独自のサービスを追加しやすいように,開発効率の高さで注目を集めるプログラミング言語「Ruby」を採用していることも特徴だ。Bizcaの主な新機能は,(1)ブログ,(2)ドキュメント,(3)ワークフローの三つ(写真)。

 (1)は,業務や役職,職制に応じてアクセス権を設定できる。タグ検索が可能でユーザーの必要な情報がクリック数回で選べるようになった。さらに,一番多く登録されているタグは大きく表示されて,目立つ仕組みになっている。

 (2)は,Wikiのように文書に追加・削除ができるようになっている。また,編集内容を履歴として保存して更新記録を採れる。(1)と同様にアクセス権の設定も可能。

 (3)のワークフローは,ドラッグ・アンド・ドロップでワークフローを定義したり作成したりできる。これらの新機能は,2007年11月末に開催された「SaaS World 2007」で一部発表がありデモに至った。

 新機能に加えて,他のSaaSと連携する機能のデモも実施している。例えば,インフォテリアのWebブラウザで使用できる表計算ツール「OnSheet」をBizcaから操作している。また,SaaSモデルのプロジェクト管理ソフト「@task」をBizcaから操作するデモも実施している。ただし,これらのサービスは春以降に実装される予定である。