写真●ビック東海が新データ・センターに採用する耐震設備のミニチュア模型
写真●ビック東海が新データ・センターに採用する耐震設備のミニチュア模型
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 ビック東海は,2008年4月にオープンする新データ・センターの耐震設備のミニチュア模型を,開催中のイベント「ITpro EXPO」(東京ビッグサイト)で展示している。新しいセンターは,データ・センターの月額サービス「BroadCenter」を提供する拠点として,同社にとって2件目の設備となる。BroadCenterの実勢価格は,1ラックあたり電源込みで月額10万円後半程度という。

 新データ・センターの耐震設備の例として展示したのは,免制震ディバイス(東京都中野区)が開発した耐震設備の仕組みを説明するミニチュア模型。垂直方向の揺れを積層ゴムで低減する設備(写真左)と,水平方向の揺れを可動レールで逃がす設備(写真右)の2種類である。いずれも実物の寸法は2メートル四方ほどの大きさになる。展示している模型は2種類だが,このほかに流体系ダンパーなど他の設備も併用する。

水平方向の揺れを可動レールで吸収する