写真●e文書法活用システムサービス「Lessper」
写真●e文書法活用システムサービス「Lessper」
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 システム・インテグレータのユーフィットは1月30日、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2008」で、e文書法活用システムサービス「Lessper」(写真)を展示している。Lessperは領収書などを電子化して保管するe-文書法への対応を支援するサービスだ。システムの導入だけでなく、自社での経験を基に、国税庁への申請までを支援するのが特徴。2007年10月に自社へ導入したのを機に、今後、本格展開を見込む。

 ソリューションビジネス事業部の加納智宏氏は、「自社導入の際、国税庁が求める文書の保存要件に合わせるため、何度も申請を繰り返し、ようやく認められた。この経験を強みに、コンサルティング・サービスから展開、申請までを一貫して支援するサービスにした」と語る。Lessperは、書類をスキャナーで読み込んで管理するだけでなく、既存の会計システムやワークフロー・システムとデータや承認フローを連携する。すでに、米IBMのLotus NotesやNTTデータ イントラマートのintra-martワークフローなどのワークフロー・システムや、独SAPのSAP R/3やエス・エス・ジェイのSuperStreamといった会計システムと連携することが可能である。展示ブースでは、Lotus Notesと連携した操作を見ることができる。価格は1500万~3000万円。

 そのほか同社は、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいたシステム導入を支援するサービスを展示。セガや山形県庁へのコンサルティング実績を基に、SOA導入で実際に効果が出るかどうか検証する新メニューについても説明している。