らくトクねっと-Plusの操作画面例
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契約までの流れ
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 富士火災海上保険は2008年1月29日、賃貸入居者が携帯電話を通じて家財保険を契約できる「らくトクねっと-Plus」を2月1日から開始すると発表した。賃貸入居者が家財保険を契約できるシステムを携帯電話向けに提供するのは国内で初めてという。

 ユーザーは、アパートなどを賃貸する際に、不動産賃貸業者などの代理店から商品説明や重要事項説明書を記した「スタートガイド」を受け取り、携帯電話から専用サイトにログオン。契約プランや保険料を選んで契約する。

 スタートガイドを読んで、サイトにアクセスしてから契約を完了するまでにかかる時間はおおよそ25分ほど。一方、対面で説明を受けて契約すると73分ほどかかるので、契約時間を3分の1程度に短縮できるメリットがある。さらに、携帯電話を通じて契約すると、契約料が10%割り引きになる。

 このシステムは、同社が2007年8月に開始したパソコン向けの「らくトクねっと」の携帯電話版。2008年の家財契約の目標は、件数で41万件、収入保険料で55億円。このうち、らくトクねっと-Plusとらくトクネットで13万件、15億円の獲得を目指している。

 今回のシステムは賃貸入居者向けだが、家を所有している人に向けた家財保険の契約システムも開発中という。