富士通ビジネスシステム(FJB)は2008年1月29日、2008年3月期の第3四半期決算を発表した。4~12月までの累計で、連結ベースの売上高が981億3800万円(前年同期比2.7%減)、営業損失が3億8100万円の赤字、経常損失が4億5100万円の赤字だった。昨年度より売上高が落ち込み、営業損失の幅が増加した。
ソフトウエアサービス事業の利益率向上などが寄与したが、人件費の増大による販売費や一般管理費が増加した結果、営業損失が前年を2億3300万円ほど上回った。受注高は1108億300万円(同5.6%減)だった。情報・通信システム工事関連のコンストラクションサービス事業は増加したものの、情報システムや保守サービス事業が伸び悩んだ。
売り上げの多くを第4四半期に見込んでいるため、08年3月期通年の連結業績の見通しは修正しなかった。売上高が1600億円(同0.8%増)、営業利益が46億円(同12.5%増)、経常利益が37億円(同5.9%増)を見込んでいる。