NTTドコモは2008年1月29日,2008年3月期第3四半期の業績を9カ月通算(2007年4月1日~12月31日)で発表した。営業収益は前年同期比2.1%減の3兆5220億円,営業利益は前年同期比7.7%減の6250億円で減収減益となった。これは2007年8月に導入した割引サービス「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」による音声収入の減少が響いた形だ。
一方,昨年11月に発売したFOMA新機種「905iシリーズ」は好調。発売から2カ月で販売台数が200万台を突破した。NTTドコモの中村維夫社長は「3G(第3世代携帯電話)の携帯電話は小さくするのに苦労したが,905で2G(第2世代携帯電話)並の大きさと薄さを実現できた。905で3Gの携帯電話は完成形に近づいた。今後は使い勝手の良さやデザインへ(進化の方向性が)シフトするだろう」とコメントした。