ソニーとスウェーデンEricssonの合弁企業Sony Ericssonは,同社のコンテンツ配信サービス「PlayNow arena」におけるコンテンツ提供に関して,大手音楽レーベルと提携した。

 提携したのは,ソニーと独Bertelsmannの合弁会社Sony BMG Music Entertainment,米Warner Music Group,英EMI,米The Orchardなど10社。これにより,コンテンツ配信サービスの音楽カタログに500万曲以上が加わる。また新たにゲームを250種類追加する。

 Sony Ericssonが2004年2月に開始した携帯電話の着信音ダウンロード・サービス「PlayNow」は,MP3形式の着信音に加え,ゲーム,音楽,壁紙などを提供するコンテンツ配信サービスへと規模を拡大した。同社は昨年11月に,PlayNowを「PlayNow arena」として刷新し,サービスや機能を拡充する計画を明らかにしていた。

 新サービスPlayNow arenaは2008年5月より,スウェーデン,デンマーク,ノルウェー,フィンランドで開始する。その他の欧州市場や北米,アジア地域では2008年第3~4四半期中に利用可能になる見通し。2008年末には約30市場での提供を見込む。

 同社はまた,新人アーティストを支援するサイト「PlayNow Uncut(旧称M-BUZZ)」も刷新した。新人アーティストによる未発表楽曲,ビデオ,インタビュー,コンサート・スケジュールなどのコンテンツを,携帯電話を介して配信する。

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