メールサーバー専用機「Mirapoint Message Server 6000」
メールサーバー専用機「Mirapoint Message Server 6000」
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 ミラポイントジャパンは28日、処理性能の高速化などを図ったメールサーバーのアプライアンス新製品を出荷することを発表した(写真)。新製品を拡販するため、セキュリティベンダーやストレージベンダーとの協業に力を入れ、さまざまなソリューションを作り出す考えだ。24日に発表した電子証明書の発行を手がけるサイバートラストとの協業が第1弾となる。

 新製品については、メールサーバー専用機「Mirapoint Message Serverシリーズ」とメールセキュリティ専用機「Mirapoint RazorGateシリーズ」でそれぞれ3モデルを投入する。従来モデルに比べ、CPUの処理性能を高め、ストレージ容量やメモリ容量を増やした。処理性能は旧モデルに比べて20~50%の高速化を図っているという。上位モデル「Mirapoint Message Sever 6000」については、最大9台の稼働サーバーに対して待機系サーバー1台で済む。これにより冗長化にかかるコストを抑えられるようにした。従来モデルでは1台の稼働サーバーに対して必ず1台の待機系サーバーが必要だった。

 拡販策の第1弾であるサイバートラストとの協業では、電子メールを安全にやり取りするためのソリューションを開発済み。ミラポイント製品をサイバートラストのサーバー証明書発行サービス「SureServer」と連携させることで、ID/パスワードやメール本文が外部に漏れるのを防ぐ。両社は6月30日までの期間限定で「ミラポイント+サーバ証明書 POP/IMAP over SSL対策キャンペーン」を実施。ミラポイント製品の購入ユーザーを対象に、サイバートラストのSureServerを特別料金で提供する。