米Sprint Nextelは,IP電話関連の特許を侵害されたとして4社のサービス・プロバイダをカンザス州の連邦地方裁判所に訴えたことを米国時間2008年1月24日に明らかにした。

 Sprintは,米NuVox Communications,米Broadvox Holdings,米Big River Telephone,米Paetec Communicationsの各社が,SprintのVOP(Voice over Packet)特許技術を用いてVOPサービスを販売することにより,少なくとも6件の特許を侵害していると主張。損害賠償の支払いと販売差し止めを命じるよう裁判所に要請している。

 ちなみにSprintは昨年,同様の特許訴訟で米Vonageと和解に至っている。Vonageは,過去におけるライセンス使用料を含めた8000万ドルをSprintに支払い,Sprintと提携を結んでVOP特許のライセンス供与を受ける(関連記事:VonageがSprintに8000万ドルを支払い,特許侵害訴訟に決着)。

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