米MicrosoftのFrancois Ajenstat氏は米国時間2008年1月25日,次期データベース・ソフトウエア「Microsoft SQL Server 2008」の製造段階(RTM:Release To Manufacturing)移行を2008年第3四半期に延期すると発表した。当初の計画では,2月27日に販売を始める予定だった。

 Microsoftは2月27日に「Heroes Happen Here」(ヒーロー集合)と題するイベントを開催し,次期サーバーOS「Windows Server 2008」やWindows向け統合開発環境(IDE)「Visual Studio 2008」を発売する。SQL Server 2008については,同イベントに合わせて機能確定版コミュニティ技術プレビュー(CTP:Community Technology Preview)を提供し,2008年第2四半期にリリース候補(RC)版を出す。

 Ajenstat氏は,SQL Server 2008の計画延期で生まれる猶予期間を「顧客の求める高い品質基準に合わせるために使いたい」と述べる。また,現行版の「SQL Server 2005」から24~36カ月以内にSQL Server 2008をリリースするという方針に変わりはなく,このスケジュールに沿って作業を進めているという。

 なお,SQL Server 2008を除けば,Heroes Happen Hereイベントの内容に変更はない。

[Ajenstat氏のブログ投稿記事]