PCパーツや自作パソコンに関する展示会「DIY PC Expo 2008」(主催:DIY PC Expo実行委員会、後援:アスク、協力:日経WinPC、2008年1月26~27日、東京・秋葉原の秋葉原コンベンションホールで開催)では、なかなか実際に見る機会のない自作PC向けのパーツが数多く展示されていた。その中からいくつか注目製品を紹介しよう。
まずはMSIのマザーボード「X48C Platinum」。インテルのハイエンドチップセット「Intel X48」を搭載したマザーボードが各社から発表されているが、このマザーボードはメモリースロットがDDR3とDDR2用の2種類が用意されているのが特徴。当面は価格の低いDDR2を使い、DDR3が値下がりしたら載せ替えようというユーザーがターゲットになりそうだ。
Sapphire Technologyの「SAPPHIRE HD 3870 X2」はAMDがまだ発表していない「Radeon HD 3870 X2」を搭載したグラフィックスボード。Radeon HD 3870 X2はその名の通り、グラフィックスチップ「Radeon HD 3870」を2個搭載した製品で、両者はAMDの独自技術「CrossFire」で接続されている。3870単体を搭載した製品に比べて、ソフトによっては2倍以上の3D描画性能になるとのこと。
Zalman Techのブースにあったのは発表されたばかりの液晶ディスプレイ「ZM-M220W」。2Dと3Dを切り替えて表示できる機能を搭載しており、付属のめがねを使うと3D表示に対応したゲームの画面が立体映像として見ることができる。実勢価格は約10万円程度になりそうだ。
F&Pの「フィリップ光触媒ファン」はファンのブレード(羽)の表面に施した光触媒によって、空気中の有機化合物やウイルス・カビ菌などを分解除去する効果を持つファン。右の画像では食パンにカビが生えにくくなっている様子が分かる。ブレード部分は汚れると光触媒の効果が低下するが、取り外して水洗いすると復活するという。
各社ブースに展示された製品は、ほかにも注目できるものがまだまだある。27日はぜひ会場で確認してほしい。