Windows VistaのService Pack 1は、雑誌の添付による配布もあり得ることが分かった。東京・秋葉原で2008年1月26日~27日に開催している自作PCユーザー向けのイベント「DIY PC Expo 2008」のセミナーで、マイクロソフトWindows本部コンシューママーケティング部の森洋孝氏が明らかにした。

 森氏は、Windows Vista Service Pack 1やWindows XP Service Pack 3の配布方法に対する質問に対し、Webサイトからのダウンロードだけでなく雑誌などの付録として収録することも可能であるとした。

 2004年9月に提供を始めたWindows XPのService Pack 2は「セキュリティー関連の重要な機能強化であったため」(森氏)、雑誌添付のほか、パソコン専門店や家電量販店、さらに郵便局でも入手できるようにしていたが、Vista SP1は、ダウンロード以外の入手方法をWindows XP SP2ほど積極的に推すわけではなく、出版社の要望に応じて雑誌への添付も検討するというスタンスだという。

 Windows VistaのService Pack 1は、2008年1月下旬時点では製品候補版(RC Refresh、ビルド 17128) が公開中。マイクロソフトは製品版を「第1四半期中(3月末日まで)に提供する」としている。