マイクロソフトは2008年1月25日、Microsoft Office 2003 Service Pack 3 日本語版の自動更新(Auto Update)の開始日時を延期すると発表した。当初、2008年1月30日から開始する予定だった。現時点では開始のメドは立っていないが、「2月から3月ころには開始したい」(マイクロソフト)という。

 自動更新の開始日時を延期した理由について同社は、「Office 2003 SP3インストール後に、古いバージョンのファイルが開けなくなることについて、予想以上に対処方法を尋ねる問い合わせがあったため」と説明する。対処方法がユーザーに知れ渡るまでの間は、自動更新を開始するのを見合わせる方針だ。

 Office 2003 SP3をインストールすると、Excel 4.0 グラフシートのファイルやWord 6.0よりも古いバージョンの文書ファイルなどをブロックして開けなくなる。これらの機能を回避して古いファイルを開く対処法を、マイクロソフトは、サポートオンライン(文書番号938810)で公開している。