米Google傘下の動画共有サービスYouTubeは米国時間2008年1月24日に,モバイル向けサービスの強化について発表した。モバイル版サイト「YouTube for Mobile」(http://m.youtube.com)から視聴できるビデオ数を大幅に増やしたほか,パーソナライズ機能の利用も拡大した。

 RTSPストリーミングに対応し,大半の大手携帯電話メーカーの3G機種でビデオを再生できるという。「世界で1億台の携帯電話から数千万本のYouTubeビデオを楽しめる」(YouTube)。

 また,Web版のYouTube.comで使用しているアカウントやお気に入りのビデオ,自身がアップロードしたビデオなどに携帯電話からアクセスすることが可能。直接ビデオをアップロードして共有し,レーティングやコメント付けも手軽に行える。

 YouTube for Mobileは,米国,日本,英国,フランス,イタリア,スペイン,オランダ,ポーランド,ブラジル,カナダ,メキシコ,オーストラリア,香港,台湾,ニュージーランド,ドイツ,ロシアで提供している。対応言語は英語,日本語,イタリア語,フランス語,スペイン語,オランダ語,ポーランド語,ポルトガル語,中国語(繁体字),ドイツ語,ロシア語。

 なお,YouTube for Mobileは,Javaアプリケーション経由でもアクセスできる。同アプリケーション(ベータ版)は無償でダウンロード可能。サポート言語は英語のみ(米国および英国)で,使用可能な機種は動画再生機能を備えたJ2ME MIDP2対応モデルに限られる。

[発表資料へ]