大阪証券取引所の米田道生社長は2008年1月22日の記者会見で「売買システムを一本化することで日本証券業協会、ジャスダック証券取引所と共通認識ができた」と語った。大証は同日の取締役会で、日証協の保有するジャスダック株の買収について日証協と協議することを正式に決めた。

 ジャスダックと大証の経営統合にはシステムの一本化が課題となっていた(関連記事)。大証の米田社長は「買収するかどうかは条件次第になる」としているが、今回の決定により両社の経営統合の可能性は大きく高まった。