フィンランドのNokiaは現地時間2008年1月22日,新興市場をターゲットとする携帯電話の新モデル「Nokia 2600 classic」と「Nokia 1209」の2機種を発表した。

 Nokia 2600 classicは,ユーザーが好みに合わせて変更可能なXpress-onカラー・カバーおよびMP3着信音に対応。FMラジオやVGAカメラといったエンタテインメント機能も搭載する。

 Nokia 1209は,初心者向けのモデル。携帯電話機を複数のユーザーで共有しやすくするための機能を備えており,コスト追跡アプリケーションや複数の電話帳を管理できる機能などを提供する。1台の携帯電話機で最大5人のユーザーが個人のコンタクト・リストを管理できる。防塵性を備え,最大80の言語に対応する。

 Nokiaが新興市場を対象に2007年11月に実施した調査により,携帯電話機が複数のユーザーで共有されていることが明らかになった。インド,パキスタンの回答者の50%以上が携帯電話機を家族や知人と「共有している」または「(所有していたら)共有するだろう」としており,ベトナムでもこの割合が30%近かった。

 Nokia 2600 classicの価格は約65ユーロ。すでに出荷が開始されており,2008年第1四半期中にすべての主要市場で提供できるように準備が進められている。Nokia 1209の価格は約35ユーロ。同年第2四半期に世界向けに提供が開始される予定

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