端末は専用のものを1機種で3色展開。ソフトバンクモバイルのロゴは入らない
端末は専用のものを1機種で3色展開。ソフトバンクモバイルのロゴは入らない
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端末の購入や保守サービスは、協業するソフトバンクモバイルのショップで実施。左はポール・キャンドランド社長、右はソフトバンクモバイルの孫正義社長
端末の購入や保守サービスは、協業するソフトバンクモバイルのショップで実施。左はポール・キャンドランド社長、右はソフトバンクモバイルの孫正義社長
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料金体系は、「ホワイトプラン」など、ソフトバンクモバイルに準じてラインアップ。ディズニー・モバイルとソフトバンクモバイルのユーザー同士が無料通話することも可能
料金体系は、「ホワイトプラン」など、ソフトバンクモバイルに準じてラインアップ。ディズニー・モバイルとソフトバンクモバイルのユーザー同士が無料通話することも可能
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専用の絵文字を用意するなど、コンテンツ面の付加価値で独自性を打ち出す
専用の絵文字を用意するなど、コンテンツ面の付加価値で独自性を打ち出す
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 ウォルト・ディズニー・ジャパンは2008年1月22日、携帯電話事業に参入すること発表した。サービス名は「ディズニー・モバイル」。3月1日に提供を開始する。同社は2007年11月に電気通信事業の届け出を総務省に対して済ませており、いわゆるMVNO(仮想移動通信事業者)としてサービスを提供する。携帯電話網はソフトバンクモバイルから借り受ける。当初用意する端末は、シャープ製の「DM001SH」1機種のみで、「今後は年3回ずつ、新機種を追加していく」(デービッド・ミルスタイン副社長)という。料金は、協業するソフトバンクモバイルに準じ、同じプランをそろえる。例えば、「ホワイトプラン(D)」は「ホワイトプラン」と同等のプランで、ディズニー・モバイルのユーザー同士だけでなく、ソフトバンクモバイルのユーザーとの間でも、1時~21時の間なら無料で通話できる。

 カスタマーサービス向けに、専用のコールセンターをウォルト・ディズニー・ジャパンは設けるが、販売網や保守網はソフトバンクモバイルのものを活用する。携帯電話端末を購入したり契約内容を変更したりするには、ソフトバンクモバイルの店舗に出向く必要がある。ただし端末の購入は、大手家電量販店やソフトバンクモバイルのオンラインショップでもできる。なお、あくまでサービス主体はウォルト・ディズニー・ジャパンであるため、ソフトバンクモバイルのポイント制度は本サービスでは利用できない。別途、独自のポイント制度をディズニー・モバイルで用意する。

 MVNOとはいうものの、携帯電話端末が専用なだけで、通話や通信のサービス内容はソフトバンクモバイルとほぼ同じ。ただ、ディズニー・モバイル独自の付加価値をコンテンツに持たせることで、ソフトバンクモバイルのサービスと差異化を図る。例えば、「Y!」ボタンの代わりに「D」ボタンを用意し、専用のポータルサイトへ一発でジャンプできるようにしている。また、「ユーザー名@disney.ne.jp」というメールアドレスを取得可能。ディズニー・モバイルのユーザー同士だけで扱える、ディズニーキャラクターを模した絵文字も用意する。同社は、中心ターゲット層として、特に20~30代の女性を狙っているとしている。