NECは2008年1月22日,電話やメールなど複数のコミュニケーション手段を統合するユニファイド・コミュニケーションのソリューション提供で米IBMと協業すると発表した。

 今回の協業では,IBM製のインスタント・メッセージ・ツール「IBM Lotus Sametime 8.0」とNEC製のIP電話サーバー「UNIVERGE SV7000」やIP-PBX「UNIVERGE APEX7600i」などと連携させるソフト「UNIVERGE gateway module for IBM Lotus Sametime」を,NECが開発。同ソフトを使うことで,Sametime上からIP電話をかけられるようになる。

 また,SametimeとIBM製グループウエア「IBM Lotus Notes/Domino」を連携させて使用する場合,Sametimeのサーバーを介してNotes/DominoのサーバーとSV7000やIP-PBXを間接的に連携させることもできる。これによって,Notes/Dominoのメールに記載された電話番号をクリックしてIP電話をかけたり,通話状態を確認したりできる。

 UNIVERGE gateway module for IBM Lotus Sametimeの価格は税別60万円で,SIやハードの費用は含まれない。4月1日から日本,北米,ヨーロッパ,オーストラリアで出荷を開始する。NECは,同ソフトを活用したユニファイド・コミュニケーション関連ソリューションの販売目標を3年間で1000社としている。

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