米Pizza Hutは携帯電話による宅配ピザの注文サービス「Total Mobile Access」を米国で開始した。顧客は携帯電話のテキスト・メッセージングもしくはWebブラウザ機能を使ってピザの注文ができる。

 顧客はまず,同社Webサイトでアカウントを作成し,住所や支払い方法,携帯電話番号を登録する。そして,好きなメニューを4つまで登録可能な「Pizza Playlist」を作成し,「FD(=Family Dinner)」や「S(=Single Meal)」など,覚えやすい注文コードをアルファベット1~2文字で割り当てる。

 同社によると,テキスト・メッセージングを利用する方法が最も簡単で早い。同社の注文受け付け番号に「0+(注文コード)」を送信すれば,合計金額や配達予定時刻を記した確認メッセージが送られる。

 Web対応携帯電話を利用する場合は,携帯電話向けに最適化された画面を介して,より柔軟な注文が行える。また,店舗検索機能なども用意する。

 同社の競合企業となる米Domino'sや米Papa John'sも,携帯電話やWebを介した注文サービスを提供しているが,両方を全米規模で展開するのはPizza Hutが初めてとなる。

 米メディア(CNET)によると,Pizza Hutは今後5年以内に,パソコンや携帯電話を介した注文が売り上げの半分を占めると見込んでいる。

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