NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2008年1月21日,放送事業者の生放送ニュース番組向けの字幕を全自動で制作できる「全自動リアルタイム字幕制作システム」の提供を同日に開始したと発表した(発表資料)。同システムを利用すれば,放送前にニュース原稿の文字を字幕用テキストデータに変換するほかに,アナウンサーの音声を認識して字幕用テキストデータを作成したり,アナウンサーが話すタイミングに同期して字幕データを送出したりすることが可能になる。生放送のニュース番組向けに全自動かつリアルタイムで字幕を作成できるシステムは世界で初めてだという。

 同システムの販売価格は315万円である。今後,より多くの放送事業者に利用してもらうため,NTT Comのネットワークサービスと連携したASPとして提供することを検討している。