システムサポートは,エンドユーザーのクライアントPC操作を記録することによって情報漏えいを抑止/発見するセキュリティ・ソフトの新版「モニタス2008」を,2008年1月20日に出荷した。エージェントをインストールしたWindows 95以降のOSを監視できる。

 モニタス2008は,エージェント型で動作する,クライアント操作ログの記録ソフト。情報漏えい対策が目的。情報を漏えいさせる各種の操作,例えば,送受信メールの内容,ファイル操作,印刷操作,アプリケーションに対する文字入力の内容,アプリケーションの起動/終了などの情報を記録する。

 新版では,印刷ログ機能を拡張した。従来は,印刷文書の名前や枚数,使用プリンタなどの印刷操作ログしか取得していなかった。これに加え,印刷文書に含まれる文字列を記録するようにした。Microsoft Officeなどのオフィス・ソフトやWebブラウザなど,各種アプリケーションから印刷するデータに含まれる文字を記録する。

 ログは,エージェントをインストールした,監視対象となるクライアントPC上に記録する。このログをマネージャ・ソフトが収集することで,クライアントPCの監視が可能になる。エージェント・ソフトの稼働OSはWindows 95以降,マネージャ・ソフトの稼働OSはWindows 2000以降。価格はクライアント数によって決まり,1クライアントあたり8000円から。