ソフトバンク・グループは2008年1月18日,ソフトバンクモバイルが提供する携帯電話サービスと,ソフトバンクテレコムが提供する固定系サービスの料金請求をひとまとめにできる「ソフトバンクまとめて請求」を発表した。2月4日にサービスを開始する。携帯と固定の料金一体化サービスはKDDIも2005年5月から「KDDIまとめて請求」という名前で提供している。

 ソフトバンクモバイルの携帯電話サービスに加えて,ソフトバンクテレコムが提供する直収電話サービス「おとくライン」,固定電話サービス,ブロードバンドサービス「ODN」の請求を一本化できる。サービス対象となるのは,プリペイド以外でソフトバンク携帯を契約している個人ユーザー。法人ユーザーは対象外で,今後の対応は「未定」(ソフトバンクモバイル)という。

 申し込みは,同社のオンライン・サービス「My SoftBank」とソフトバンクカスタマーセンターにて受け付ける。加入後は,書面での請求書や通話料明細などは発送せず,My SoftBankにて請求情報を確認する形になる。同社としては今後,ソフトバンクBBが提供するYahoo! BBなども一本化の対象として拡大していきたいとしている。

 ソフトバンク・グループは2007年12月からソフトバンク携帯電話と同社のIP電話サービス「BBフォン」間の通話を定額とするサービスをテスト・マーケティングするなど,このところ固定と携帯の融合サービスに積極的な動きを見せている(関連記事)。

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