米Microsoftは，アクセシビリティ・プログラミング・モデル「UI Automation」をアクセシビリティ関連製品の開発促進を目指す団体Accessibility Interoperability Alliance（AIA）に無償提供した。UI Automation実装に必要な同社の特許も，すべてロイヤルティ・フリーで使用可能とする。
UI Automationは，アクセシビリティを高めるためのクロスプラットフォーム・フレームワーク技術。障害者の操作を容易にする各種機能を実現できる。現在Windows XP／Vistaが対応しており，Windows用プレゼンテーション・サブシステムWindows Presentation Foundation（WPF）に組み込んでいるが，OSの種類によらず実装可能。
AIAはUI Automationを利用するほか，UI Automationベースの新仕様を策定する可能性がある。Microsoftは，新仕様の検討活動にも協力するとしている。
AIAは，大手IT企業と障害者支援技術（AT：Assistive Technology）企業が設立した団体。障害を持つ人々に使いやすいソフトウエア，ハードウエア，Webサイトなどの実現を目的としている（関連記事：Adobe/HP/MSなど，アクセシビリティ関連製品の開発促進団体「AIA」を結成）。
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