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注目集める「Ubuntu Linux」,デスクトップ版とサーバー版の違いを探る

ライター 福田 和宏 2008/01/22 日経Linux
写真1 Ubuntuのデスクトップ版のインストーラ
写真1 Ubuntuのデスクトップ版のインストーラ
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写真2 Ubuntu Server Editionのインストーラ。インストールはテキスト・ベースで行う。また,LAMP構成でWebサーバーを簡単に構築することが可能だ。
写真2 Ubuntu Server Editionのインストーラ。インストールはテキスト・ベースで行う。また,LAMP構成でWebサーバーを簡単に構築することが可能だ。
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 デスクトップ用Linuxとして注目を集めるLinuxディストリビューションに「Ubuntu」がある。国内でもUbuntuをプリインストールしたパソコンが発売される(関連記事)など,今後の利用拡大が見込まれるが,実はUbuntuには「デスクトップ版(Ubuntu Desktop Edition)」と「サーバー版(Ubuntu Server Edition)」の2種類がある。デスクトップLinux用途などで普及しつつあるのはその名の通りデスクトップ版だが,改めてサーバー版に着目し,デスクトップ版との違いを調べた。

 サーバー版のISO形式のイメージ・ファイルをダウンロードしてインストール・メディア(インストールCD)を作成してみてすぐに分かるのが,ライブCD機能がないことである。デスクトップ版は,インストール・メディアから直接パソコンを起動してすぐに使えるライブCD機能を備えるが(関連記事),サーバー版のインストール・メディアにはこの機能はない。ハード・ディスクにUbuntuをインストールするための“通常”のインストール・メディアの機能しかない。

 また,デスクトップ版のインストーラ(写真1)はグラフィカルな画面を備えるが,サーバー版のインストーラはテキスト・ベース(写真2)となる。さらに,インストール後のシステム構成ですぐに目に付くのが,サーバー版にはデスクトップ環境が用意されていないこと。GUIに頼らない“硬派”な操作環境となっている。

サーバー用途に応じてインストール構成を簡単に選択できる

 サーバー版ならではの機能が,インストール時にサーバーの用途に応じたシステム構成を選択できることである。Fedoraなどのディストリビューションでは同様のことは可能だが,Ubuntuのデスクトップ版には用意されていない。

 写真2を見ると分かるように,「DNS server」「Mail server」など,サーバーの種類ごとにシステム構成(プログラム構成)を指定できる。LAMP構成でインストールする設定「LAMP server」も用意されており,これを選択すればそれぞれのアプリケーションの連携動作があらかじめ設定された状態でインストールされる。インストール中にWebサーバー名などの情報の入力を求められるので,それらに答えていけばインストール完了後すぐにLAMP構成でサーバーを公開可能な状態となる。

 もう1つの特徴は,シン・クライアント環境を容易に構築できることだ。ここでいうシン・クライアントとは,クライアント側にOSなどのプログラムを保存せず,起動時にサーバーから必要なプログラムを取得して起動するシステム形態である。

 サーバー版には,シン・クライアントとサーバーを容易に接続できる「Linux Terminal Server Project(LTSP)」というソフトウエアのパッケージが用意されている。LTSPは,シン・クライアント環境を構築するためのサーバー・アプリケーションである。例えば,クライアントからの接続処理やアプリケーションの提供などを行う。

 LTSPは,パソコンでネットワーク・ブートを可能にする仕組みであるPEX(Preboot eXecution Environment)に対応しているため,ハード・ディスクやUSBメモリーなどの記憶装置が搭載されていないパソコンであっても,サーバー側に用意されたLinux環境を実行できる。サーバー版では,LTSP関連のパッケージをAPTを利用してインストールすると,Ubuntu 7.10のシン・クライアント環境が自動的に作成されるようになっている。そのため,インストール後の設定をほとんど必要としない。

 サーバー版の最新バージョンとなるUbuntu 7.10 Server Editionには,カーネル2.6.22,glibc 2.6.1,gcc 4.2.1が採用されている。表1に示すサーバー・アプリケーションが利用可能だ。これらはインストール・メディア(のISOファイル,こちらから入手可能)に収録されている。もちろん,サーバー版においても,デスクトップ版と同様,APTを利用したパッケージのアップデートや新規パッケージのインストールが可能である。

表1 Ubuntu 7.10 Server Editionに搭載される主なサーバー・アプリケーション
用途アプリケーション名
WebサーバーApache 2.2.4
メール送信サーバーPostfix 2.4.5
メール受信サーバーdovecot 1.0.5
ネーム・サーバーbind 9.4.1
DHCPサーバーdhcp 3.0.5
データ・ベースMySQL 5.0.45,PostgreSQL 8.2.5
Windows共有Samba 3.0.26a
SSHサーバーOpenSSH 4.6p1
プリント・サーバーCUPS 1.3.2
サーバー・サイド・スクリプト言語PHP 5.2.3

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