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写真1●マルチタッチ機能にも注目したい「MacBook Air」 [画像のクリックで拡大表示] |
1月15日(米国時間)のMacworld基調講演で公開された,最厚部が1.94cmの「MacBook Air」(写真1)で注目すべきは,デザインやスペックだけではない。MacBook Airには,iPhone/iPod touchと同じ「マルチタッチ」(2本以上の指を使うタッチ操作)機能も搭載されている。2本以上の指がどう使われるのか,動画を交えて説明しよう。
タッチパッド上で2本の指を離して「画像の拡大」,近づけて「画像の縮小」--。MacBook Airには,iPhoneで採用されたこれらのマルチタッチ機能(同社ではピンチと呼んでいる)に加えて,2本の指を回転させて「画像の回転」,3本指を右にスライドさせて「次の画像/次のページ」,左にスライドさせて「前の画像/前のページ」,といった機能が搭載されている(動画)。
動画●画像の拡大縮小,回転,ページ送り--といった操作をマルチタッチで実行する
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写真2●マルチタッチの設定画面 [画像のクリックで拡大表示] |
写真2は,マルチタッチに関連する設定画面である。1本指で行う操作(クリック,ドラッグ,ドラッグロック),2本指で行う操作(副ボタン(マウスの右ボタン)のクリック,ピンチなどのスクロール,スクリーンのズーム),3本指で行う操作(ページ操作)などが,分けて記されているのがわかるだろう。
MacBook Airは,極めてシンプルなノート・パソコンだ。光学ドライブは無いし,USB端子も1つしかない。Bluetoothマウスならともかく,USB接続のマウスなどをつなげた日には,拡張性が失われてしまう。また,折角の薄型パソコンなのに,マウスを携帯するのも無粋だ。マルチタッチ機能は,薄型パソコンに欠かせない機能になることだろう。
ところで,そのUSB端子や,外部ディスプレイ接続用の端子(mini-DVI)はどこにあるのだろうか。写真3のように,MacBook Airの側面はとてもすっきりしている。本体下部のフタを開くとはじめて,3つだけある端子が姿を現す仕組みだ(写真4)。
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写真3●何も無いように見えるMacBook Airの側面 [画像のクリックで拡大表示] |
写真4●MacBook Airの3つの端子。最も小さいのはオーディオ端子 [画像のクリックで拡大表示] |