米REAL Softwareは,米カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「Macworld Expo」においてクロスプラットフォーム開発環境の新版「REALbasic 2008 Release 1」と,クロスプラットフォーム対応データベース・サーバーの新版「REAL SQL Server 2008 Release 1」を発表する。REAL Softwareが米国時間1月15日に明らかにした。

 REALbasicの新版は,オブジェクト指向言語にイントロスペクション機能を追加した。そのため,開発者はオブジェクトの情報を取得できるようになるという。39カ所にマイナーな改良を加えたほか,言語機能を2つ追加することでより柔軟性の高いアプリケーションの開発をサポートするという。

 REAL SQL Serverの新版は,SQL規格への準拠を強化したほか,米AppleのMac OS X「Leopard」およびLinuxベースのプラットフォーム上におけるPHPの互換性を向上させた。

 REALbasic 2008 Release 1は,2008年2月にREAL SoftwareのWebサイトからダウンロード可能となる。

 REAL SQL Serverの開発者向け「Developer Edition」は,無償で提供される。エンド・ユーザー側にアプリケーションが導入されるまでライセンスを購入する必要は無い。Developer Editionは,REAL SoftwareのWebサイトからダウンロードできる。無制限のユーザー数をサポートするシングル・サーバーの料金は500ドル。サーバー5パックが2000ドル,10パックが3000ドルとなっている。このほかにも,サーバー数が無制限の12カ月有効なライセンスも9000ドルで用意する。

発表資料(1)
発表資料(2)