米Intelは米国時間1月15日に,2007年第4四半期と通期の決算を発表した。売上高は前年同期比10.5%増の107億ドル,純利益は同51%増の23億ドル,1株当たり利益は同46%増の38セントだった。

 同社は,売上高が予測範囲の中央値を8800万ドル下回った理由について,NANDの平均販売価格が下がり,売上が当初の見込みほど伸びなかったため,と説明している。

 マイクロプロセサは,前期比で平均販売価格が横ばいだったものの,出荷総数は過去最高を記録した。チップセットの出荷数も過去最高だった。一方,フラッシュ・メモリーの出荷数は前期とほぼ同程度となった。

 営業利益は前年同期比105%増の30億ドル。粗利率は58.1%で,前期と比べ6.9ポイント上昇した。同社によると,出荷総数の伸びとコスト削減が奏功した。

 通期の売上高は前年比8%増の383億ドル,純利益が同38%増の70億ドル,1株当たり利益が同37%増の1.18ドルとなった。また,営業利益は同45%増の82億ドルだった。

 同社は今後の予測についても明らかにした。主な内容は次の通り。

・2008年第1四半期の売上高は94億~100億ドルの範囲,粗利率は56%(プラス/マイナス2ポイント),研究開発費およびマーケティングと一般管理費は28億~29億ドル。リストラ費用は約1億ドル。

・2008年通期の粗利率は57%(プラス/マイナス数ポイント),研究開発費は約59億ドル,マーケティングと一般管理費は約55億ドル,設備投資は52億ドル(プラス/マイナス2億ドル)。

[発表資料へ]