「顔シークレット」で、顔の部分を加工したところ
「顔シークレット」で、顔の部分を加工したところ
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 富士フイルムは2008年1月15日、自社の顔検出技術を体感できるWebサイト「顔ラボ」を公開した。この技術は画像の中から顔が写っている個所を検出するもので、同社のデジタルカメラなどで採用されている。まずは、顔の部分にユーザーが加工を試せる機能を用意。今後、順次機能を増やす予定だ。

 同社は自社のソフトウエア技術を実験的に公開する「FUJIFILM Internet Technology Labs」を2007年7月に開設している。顔ラボは、このサイトにおいて公開されたコンテンツである。

 まず用意したのが、ユーザーが写真に加工を施せる「顔シークレット」という機能。写真をアップロードすると顔が検出され、それらに対してぼかしを入れたりアイコンを重ねたりといった処理ができる。加工済みの写真を印刷することも可能だ。

 1月21日には、顔を使ってシャボン玉を作成するゲーム「顔シャボン」を公開予定。さらに1月28日には、APIも無償で公開する。このAPIを利用することで、顔検出技術を用いた自作のアプリケーションを容易に開発できるようになる。