豊田通商とトヨタデジタルクルーズが共同出資して設立したティティネットワークインテグレーションアジア(TTNI)は,トレンドマイクロと協業し,同社のソフトウエアを使ったセキュリティ監視サービス「TTNI エンドクライアントサービス」を提供する。対象はアジア地域に進出した日系を含む多国籍企業で,2月1日に提供を開始する。

 TTNIはシンガポール,タイ,中国などに拠点を置き,主にアジア地域におけるトヨタ・グループのネットワーク・インフラの構築・運用を手がけている。そのノウハウを生かし,グループ外の企業向けにもサービスを開始する。企業が導入した対策ソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」を,TTNIのデータセンターから24時間365日体制で管理する。

 サービス内容は,パターン・ファイルの更新や定期的なウイルス検索などを実施する「不正プログラム対策」,トレンドマイクロのラボと連携してウイルス感染に対応する「緊急セキュリティインシデント対応」,ウイルスなど不正プログラムの検出状況やパターン・ファイルの更新状況などを毎月報告する「監視レポート」,の3つである。

 TTNIは,今後1年間で5000万円の売り上げを目標にする。

■変更履歴
社名に誤りがありましたので訂正します。本文は修正済みです。 [2008/01/15 13:50]