米News傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャルネットワーキング・ サービス(SNS)の「MySpace.com」は米国時間1月14日,子供をインターネット犯罪から守るための取り組みを開始すると発表した。子供を保護するための技術強化に加え,米国49州の州検事総長の協力を得て「Internet Safety Technical Task Force」を設置し,身元認証技術の向上などに取り組む。

 現在,同サイトの利用は14歳以上に制限されており,14~15歳のユーザー・プロフィールは第三者が自由に閲覧できないようになっている。今後は16~17歳のユーザーのプロフィール閲覧も制限する。また,保護者が子供の電子メール・アドレスを登録した場合,そのアドレスを使ってアカウントを開設できないようにするほか,サイトにアップロードされる全ての画像と映像を監視する。

 また,インターネット企業,技術系企業,非営利団体などが参加するInternet Safety Technical Task Forceと共同で,より優れた身元情報認証ツールを開発し,14歳未満のユーザーが同サービスを利用できないように徹底する。

 なお米国では2006年に,MySpace上で男の子になりすました大人から嫌がらせを受けた13歳の少女が自殺をするという事件があった。米メディア(CNET)によると,MySpaceは先週,事件の参考人として召喚状を受け取っている。

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