米Googleは米国時間1月14日,米Appleの携帯電話「iPhone」向けインタフェースの強化を発表した。タッチスクリーンによる使い勝手やカスタマイズ機能などを向上させた。

 トップページには検索機能の「Google Search」,カレンダ・サービスの「同Calendar」,オンライン電子メール・サービスの「Gmail」などがタブ表示されているが,ユーザーがカスタマイズして利用頻度の高いアプリケーションを表示できるようにした。また1度ログインすれば,各アプリケーション間を自由に切り替えられる。

 天気や株価情報など,ユーザーがパソコンでカスタマイズした「iGoogle」の各種サービスもiPhoneで利用できる。Gmailでは送信先入力の自動入力(オートコンプリート)機能を導入した。また,マニュアルで再読み込みをしなくても,新規メールを表示する。

 同社は,使い勝手やスピード,多彩な機能など,デスクトップ同様のアプリケーション体験をiPhoneユーザーにも提供したいと述べている。

 米メディア(InfoWorld)によると,iPhoneがスマートフォン全体で占める割合は2%に過ぎないが,Googleを利用するiPhoneユーザーは,その他のスマートフォン利用者に肉薄しているという。2007年11月半ばにBlackBerryを抜いた後,12月25日はiPhoneによるGoogleへのアクセスが,モバイル機器の中では最も多かった。現在は,「Symbian」ベースのスマートフォンに次いで2位となっている。

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