富士通は2008年1月11日、同社のパソコン「FMV」シリーズの2007年春モデル以降のパソコンで、「ダビング10」に対応すると発表した。FMVシリーズのうち、デジタル放送の視聴、録画に対応したモデルについて、ダビング10に対応するためのアップデートプログラムを提供する。プログラムの提供開始時期はダビング10に即した番組の放送開始後になる予定で、詳細は後日、同社のWebサイトで公開する。

 ダビング10とは、2007年10月にJEITAが発表したデジタル放送の録画に関する新ルール。従来の「コピーワンス」というルールでは、パソコンやハードディスクレコーダーのハードディスクに録画したデジタル放送番組はDVDなどの外部メディアに移すこと(ムーブ)しかできなかった。これに対し、ダビング10では9回までコピーが可能。10回目はオリジナルのデータが消去され、ムーブ扱いになる。

 なお、NECも「LaVie」シリーズや「VALUESTAR」シリーズの新製品で、ダビング10に対応するためのアップデートプログラムを提供する予定だ。従来のモデルについては検討中としている。