キューブ型パソコン「KPC」。本体カラーは写真の黒のほかに、白、青、赤がある
キューブ型パソコン「KPC」。本体カラーは写真の黒のほかに、白、青、赤がある
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左が新製品のKPCで、右にあるのが主力製品の「XPC」だ。XPCのサイズは幅210×奥行き310×高さ185mmで、KPCはこれより一回り小さい
左が新製品のKPCで、右にあるのが主力製品の「XPC」だ。XPCのサイズは幅210×奥行き310×高さ185mmで、KPCはこれより一回り小さい
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 台湾のパソコンメーカーのシャトルは家電展示会「2008 International CES」で、低価格なキューブ型パソコン「KPC」シリーズを発表した。

 最初に展開するのはIntel 945GCチップセットを採用したモデルで、Linuxベースのシステム構成。光学ドライブ用の拡張ベイはなく、最小構成モデルは、CPUがCeleron 420、DDR2メモリー512MB、60GBのハードディスク、100Wの電源という組み合わせで199米ドルを予定している。本体サイズは同社が展開する主力製品「XPC」シリーズより一回り小さい。CPUやメモリー、ハードディスクなどを含まないベアボーンパソコンとしても展開し、米国内では99米ドルで販売するという。

 日本市場でも展開を予定しており、「2008年第1四半期(1~3月)中には販売を開始したい」(シャトル)としている。ただし、日本で展開する製品は今回発表されたものと仕様が異なる予定。「日本で展開する場合はOSをWindowsにする必要がある」(同)と判断しているためだ。日本での市場価格は、最小構成で2万円台半ばから3万円前後になる見通しだという。