米Microsoftと米国議会図書館(LOC)は米国時間1月10日,LOCの歴史的な蔵書や収蔵品をキオスク端末およびWebサイトで公開すると発表した。現在,ワシントンD.C.にあるLOCのトーマス・ジェファーソン・ビル内に設置した端末を2007年12月13日より試験運用している。Webサイトは2008年春に公開する予定。

 来館者が同キオスク端末を利用すると,米国の歴史と深い関係のある収蔵品を閲覧できる。興味のある収蔵品をブックマークしておけば,後日パーソナライズ可能なWebサイト「myloc.gov」で関連情報が得られる。学習ゲームや教師向けの教育教材も用意する。

 この取り組みに対し,Microsoftは資金,ソフトウエア,技術サポート,トレーニングなどで協力している。キオスク端末はWindows Vistaベースで,WebサイトはSilverlightで開発する。

 公開する主な蔵書/収蔵品は,独立宣言の草案,グーテンベルク聖書,初めて「アメリカ」という地名が記載された1507年の世界地図など。

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