写真1●USB接続のターンテーブル「AT-LP2D-USB」
写真1●USB接続のターンテーブル「AT-LP2D-USB」
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写真2●LPレコード用のリッピング・ソフト
写真2●LPレコード用のリッピング・ソフト
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 あなたのLPレコード・コレクションを,簡単にデジタル化します--。オーディオテクニカが「2008 International CES」に,USBでパソコンに接続して,LPレコードの音源を自動的に録音するというUSB接続LPレコード・プレイヤ「AT-LP2D-USB」を出展した。まもなく米国で販売が始まるという。

 AT-LP2D-USB(写真1)は,LPレコードのデジタル化に特化したプレイヤ(ターンテーブル)である。ターンテーブルの操作はすべて自動化されており,USB接続でパソコンに接続して,レコードをセットするだけで録音ができる。レコードの回転数の切り替えも自動化されている。

 さすがに,LPレコードに収められている音源を,曲ごとに自動的に分割して録音することはできない。しかし,音楽制作ソフトの「Cakewalk Pyro」がバンドルされているので(写真2),ユーザーは録音した音源の波形を見ながら曲の切れ目を指定して,曲名やアーティスト名を入力すれば,曲ごとに分割された音楽ファイルを保存できるほか,音楽CDも簡単に作れる。また同ソフトは,各種のノイズ・リダクション機能も備えているという。

 RCAポートを備えたオーディオ・キャプチャ装置にターンテーブルを接続すれば,LPレコードのデジタル化は可能だが,大量のレコードをキャプチャするなら,このような専用装置を利用した方が簡単だろう。なお同社によれば,日本での販売は未定だという。