キーボード入力を記録するキーロガーをホテルのビジネス・センターやインターネット・ラウンジのコンピュータにインストールし,利用者のパスワードや金融口座情報など個人情報を盗んだとして米国16州から南米コロンビアの男性が起訴されていた事件で,Mario Simbaqueba Bonilla被告は米国時間1月9日に容疑を認めた。

 米司法省(DoJ)の発表によると,被害者は600人以上にのぼり,そのなかには米国防総省の職員も含まれていたという。ターゲットは主に米国在住者だった。

 Bonilla被告は単独で,ときには共犯者とさまざまな手法を使ってコンピュータへの侵入を図り,個人情報を取得してクレジットカードを不正使用し,被害者の口座などから金銭を盗んでいた。

 2007年8月に,盗んだ金で米国に渡航してきたところを逮捕され,その際所持していた1台のノート・パソコンには,被害者の氏名,パスワード,および口座情報が入っていたという。

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