起動直後の画面。機能を絞った代わりに手軽に使えるように工夫してある
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USBメモリーに収めた写真データを表示した画面。スライドショーも実行できる
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 米デバイスVMは、家電展示会「2008 International CES」の台湾アスーステック・コンピューター(ASUSTeK Computer、以下ASUS)が設けたブース内で、ASUSに提供している組み込み型OS「Splashtop」のデモを実施している。

 2007年10月に発表されたSplashtopは、Linuxベースの独自OSで、容量が小さいのが特徴。機能は、Webの閲覧やDVDタイトルの視聴、USBメモリー上の写真データの再生、Skypeによる通話などに限られるが、Windowsを起動することなく、ほんの数秒で利用できる。

 ASUSは、Splashtopを組み込んだフラッシュメモリーを搭載たデスクトップパソコン向けのマザーボード「P5E3-Deluxe/WiFi-AP」を現在出荷中。今回のデモでは、Splashtopを搭載したノートパソコンの試作機を初めて披露した。ASUSとデバイスVMが共同開発したもので、提供時期などは未定。

 なお、デバイスVMはCES開幕直前の2008年1月3日、ASUSがSplashtop搭載マザーボードを4製品加えたことを発表している。前出のP5E3-Deluxe/WiFi-APはハイエンド向けだったが、より安価な製品にも搭載を広げた。新たに対応したのは、「P5E3 Premium」「M3N-HT Deluxe/Mempipe」「M3N-HT Deluxe/HDMI」「M3N-H/HDMI」。