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 米Googleは米国時間1月9日,「Google Earth」に星空や天体の画像を表示できる機能「Sky」の最新版を公開した。またSkyを使ってマッシュアップ・サービスを作れる「Sky API」の提供を開始した。

 最新版では,チャンドラX線宇宙望遠鏡やスピッツァー赤外線宇宙望遠鏡,Infrared Astronomical Satellite(IRAS),GALEX紫外線探査衛星で得た画像や,ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機による天空のマイクロ波地図の閲覧が可能になった。17世紀の星座絵図,18世紀の星図も見られる。天体をテーマとするポッドキャストを用意し,流星群や日食,月食といった天体イベントの情報を知らせる。

 Sky APIは,Sky機能と連携するさまざまなサービスを開発するための技術仕様。既に「Night View」やスマートフォン「iPhone」用Sky機能が利用可能となっている。

 Skyを利用すると,衛星写真と3次元(3D)画像を組み合わせた地図表示ソフトウエアGoogle Earthで,星や銀河など天体関係の画像などを表示できる。Skyの表示画面では,Google Earth同じくドラッグ/ズーム/検索や「My Places」への登録といった操作が行える。

[発表資料(その1)]
[発表資料(その2)]