米Yahoo!は米国時間1月7日，モバイル機器向けサービス強化戦略の一環として，アプリケーション開発プラットフォーム「Mobile Developer Platform」，モバイル機器用ホーム・ページの新版，サービス・スイートの新版「Yahoo! Go 3.0」を発表した。
Yahoo! Mobile Developer Platformは，モバイル向けウィジェットといったアプリケーションを開発するための総合プラットフォーム。携帯電話機などで利用可能なインターネット対応アプリケーションを，迅速に開発して配布できるようにする。現在Webサイトで概要を紹介しており，これから数週間かけてソフトウエア開発キット（SDK）やガイドライン，ツールを提供する予定。
モバイル機器用ホーム・ページの新版は，米国ユーザー向けの早期ベータ版サービスをWebサイトで開始した。ユーザーは，Yahoo!の用意するウィジェットやサービスを組み合わせて，自分専用のホーム・ページを設定したり，写真共有機能「Flickr」や総合検索機能「oneSearch」を利用したりできる。現在のところ米Appleの「iPhone」，フィンランドNokiaの「Series 60」端末，米Microsoftの「Windows Mobile」搭載機器などから利用可能で，数カ月かけて対応機種を順次増やしていく。
Yahoo! Go 3.0は，米国ユーザー向け早期ベータ版のダウンロード提供をWebサイトで始めた。新版では，より直感的な操作が行えるようにデザインを見直したほか，ホーム・ページ設定変更機能の強化，ウィジェットの拡充などを図った。
Yahoo!は，米eBay，米MySpace.com，米Viacomのケーブル・ネットワーク事業部門MTV NetworksがYahoo! Mobile Developer Platformで開発したモバイル機器向けウィジェットの提供を1月第2週中に開始する。これらウィジェットは，モバイル機器用ホーム・ページの新版またはYahoo! Go 3.0で利用できる。
また，韓国LG Electronicsと米Motorolaが携帯電話機でYahoo!のウィジェットに対応する方針を明らかにした。ACCESSも対応する方向で検討している。
[発表資料（概要）]
[発表資料（Mobile Developer Platform）]
[発表資料（モバイル機器用ホーム・ページ）]
[発表資料（Yahoo! Go 3.0）]
