携帯電話向けLinuxの開発推進団体LiMo Foundationは英国時間1月7日に新たな加入メンバーを発表した。今回，モバイル向けミドルウエアを提供するアクロディア，情報通信や電子分野の研究を行う韓国のETRI（Electronics and Telecommunications Research Institute），次世代通信ネットワークを手がける中国Huawei（華為），モバイル向けLinuxの仏Purple Labs，オープンソース・ソフトを扱うノルウェーのTrolltechなどが加わった。
LiMo Foundationは，米Motorola，NEC，NTTドコモ，パナソニック モバイルコミュニケーションズ，韓国Samsung Electronics，英Vodafoneの6社が2007年1月に設立した団体（関連記事：Linuxベースの携帯電話機向けソフト基盤、推進団体「LiMo」が発足）。携帯電話に向けたLinuxベースのソフトウエア・プラットフォームの開発に取り組んでいる。
米メディア（InfoWorld）によると，同団体は2008年第1四半期中にLinuxベースのモバイル向けプラットフォームとAPIをリリースし，同プラットフォームを搭載した携帯電話を出荷できると見込んでいる。
ちなみに，Linuxベースの携帯電話向けプラットフォームとしては，米Googleの「Android」，米Motorolaの「MOTOMAGX」，米MontaVistaの「Mobilinux」，携帯電話向けLinux推進団体Linux Phone Standards Forumの「LiPS」などがある。
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