米Advanced Micro Devices（AMD）は米国時間1月7日，ノート・パソコン向けのグラフィックス・プロセサの新ファミリ「ATI Mobility Radeon HD 3000」シリーズを発表した。3000シリーズは，AMDが計画しているノート・パソコンのプラットフォーム「Puma」（開発コード名）向けに最適化されており，高いバッテリ効率やワット性能（1ワット当たりの処理性能）が期待できるという。まず「ATI Mobility Radeon HD 3400」シリーズおよび「同3600」シリーズが提供される。
3000シリーズは，米Microsoftのマルチメディア用API仕様「DirectX 10.1」および「PCI Express 2.0」に対応。ATIの「Avivo HD」技術によりBlu-rayおよびHD DVD形式の光ディスクに記録されたフルHD（1080p）コンテンツを再生できる。デジタル・インタフェース規格「DVI」「HDMI」に対応するほか，次世代インタフェース規格「DisplayPort」もサポートする。
Mobility Radeon HD 3400シリーズおよび同3600シリーズは，台湾ASUSTeK Computerが出荷中のノート・パソコンに採用されている。3000シリーズのグラフィックス・プロセサは，このほかのメーカーのノート・パソコンにも採用され，2008年上半期に出荷される予定だという。
［発表資料へ］
