北日本銀行(岩手県盛岡市)は1月4日、勘定系システムとして、日立製作所が提供する地域金融機関向け共同アウトソーシング・サービス「NEXTBASE(Hitachi NEXT BAnking Solution for Excellent regional banks)」の利用を開始した。NEXTBASEによって勘定系システムを稼働させた地銀は、2005年5月の徳島銀行、07年1月の香川銀行に続いて3行目になる。

 北日本銀行はこれまで日立製メインフレームで勘定系システムを動かしていた。00年7月に、次期システムとして富士通の「PROBANK」を採用すると発表した。だが、富士通の開発が遅れたため、03年4月にPROBANKの導入撤回を表明、05年5月にNEXTBASEの採用を発表していた。

 NEXTBASEは、日立製メインフレーム上でNTTデータ製のパッケージ「BeSTA」を動かす構成。今後は高知銀行とトマト銀行が09年の稼働を予定している。