図1 「厚生労働省」で検索すると「xuite.net」ドメインのページがトップに
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図2 内容は本物のWebページと同じ
図2 内容は本物のWebページと同じ
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図3 トップに表示されたページ中のリンクをクリックすると、同じく「xuite.net」ドメインのページに移動した
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 厚生労働省(厚労省)は2007年12月26日、同省のWebサイトにアクセスする際には「http://www.mhlw.go.jp/」を指定するよう呼びかけた。検索サイト「Google」において、「厚生労働省」や「厚労省」で検索すると、別サイトがトップに表示されたことを受けての対応。現在では解消している。

 トップに表示されていたのは、台湾の翻訳サービスのWebサイト。厚労省のトップページ(http://www.mhlw.go.jp/index.html)を翻訳対象としているページが、検索結果の一番上に表示される状態が続いていた(図1)。

 厚労省のページをそのまま読み込んでいるだけなので、内容は全く同じ。ただし、翻訳サイトの操作ボタンが、画面右上に表示される(図2)。また、ページ中のリンクをクリックすると、リンク先ページを翻訳対象としてWebページが表示される(図3)。

 この状況を受けて、厚労省では同省のトップページに「厚生労働省ホームページの正規のアドレスは、http://www.mhlw.go.jp/ です」といった注意書きを掲載。同時に、「検索サイトで、検索した場合、厚生労働省ホームページのアドレスとは異なるURLが表示されることがあります。そのサイトは、厚生労働省の正規のホームページではありません。厚生労働省ホームページにアクセスする際は、お手数ですが、http://www.mhlw.go.jp/ のアドレス指定をしてください」といった注意喚起のページを公開した。

 現時点(2007年12月27日正午)では、この問題は解消。例えば「厚生労働省」で検索すると、「mhlw.go.jp」ドメインのWebページが一番上に表示される。また、12月26日までトップに表示されていた翻訳サイトのWebページにアクセスすると、上記の注意書きが掲載された厚労省のページが表示された。