米Red HatのCEOに就任するJames M. Whitehurst氏
米Red HatのCEOに就任するJames M. Whitehurst氏
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 米Red Hatは12月20日(現地時間),前Delta Air Lines COOの James M. Whitehurst氏を次期CEOに指名したと発表した。2008年1月1日付けで就任する。現社長兼CEOのMatthew J. Szulik氏は会長となる。

 Whitehurst氏はBoston Consultingを経て2002年にDelta Air Linesに入社。COO(Chief Operation Officer)を務めていた。ヒューストンのRice Universityでコンピュータサイエンスと経済学を専攻,ドイツのFriedrich-Alexander Universityにも在籍し,London School of Economicsの学士号とHarvard Business SchoolのMBAを取得している。

 「Red Hatが売上高10億ドル規模の企業,さらにそれ以上の発展を遂げるためには,Whitehurst氏の大規模なグローバル企業の経験が不可欠であると考えている」(Red Hat Lead Director William S. Kaiser氏)。

 米CNETの記事によれば,Szulik氏は家族の健康上の問題を抱えており,24時間365日業務にコミットすることが困難になっていたという。Red Hatが同日発表した決算によれば,2008会計年度第3四半期(2007年9~11月期)の売上高は1億3540万ドルで,前年同期に比べ28%増,純利益は2030万ドルで前年同期から39%の増益だった(関連記事)。