マイクロソフトは2007年12月21日,Windows XP SP2上のInternet Explorer 6が頻繁にクラッシュするという問題に対応する修正パッチをリリースした。Microsoft/Windows UpdateやOSの自動更新機能で配布する。同社が12月12日にリリースしたIE 6用のセキュリティ修正プログラムを適用すると,XP SP2上のIE 6が不安定になる事態が続いていた。

 同社は12月21日に,「Update for Internet Explorer 6 fow Windows XP(KB946627)」という修正パッチを「優先度の高い更新プログラム(OSの自動更新機能で配布される修正プログラム)」としてMicrosoft/Windows Updateに公開した。同パッチの説明には「MS07-069に対応するセキュリティ・アップデートを適用すると発生するIE 6のクラッシュに対応する」とある。12月12日に公開されたセキュリティ修正プログラムをXP SP2上のIE 6に適用すると,動画などが多数掲載されたWebサイトにアクセスしただけで,IE 6がクラッシュする現象が多発していた。同社ではこれまで,レジストリ・キーの変更などで対応するように訴えていたが,改めて修正パッチをリリースした。