詐欺サイトへのアクセスに関する調査結果(シマンテックの発表スライドから引用)
詐欺サイトへのアクセスに関する調査結果(シマンテックの発表スライドから引用)
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 シマンテックは2007年12月20日、一般ユーザーを対象に実施した「オンライン詐欺に関する実態調査」の結果を発表した。それによると、16.9%のユーザーが、詐欺を目的としたWebサイトにアクセスしたことがあると回答した。

 今回の調査は、ユーザーのセキュリティ意識やオンライン詐欺の現状などを調べるために、同社が毎年実施しているもの。15歳以上のインターネットユーザー1000名を対象に、インターネット上で実施した。実施期間は2007年10月27日から10月28日。

 「詐欺を目的としたサイト、あるいは詐欺が目的ではないかと疑われるサイトにアクセスしたことがあるか」の設問には、16.9%が「詐欺サイトにアクセスしたことがある」、21.9%が「詐欺が疑われるサイトにアクセスしたことがある」と回答(図)。両者を合わせると、4割弱に達した。

 この4割弱のユーザーを対象とした「詐欺サイトだと思った理由(疑った理由)」に関する問いに対しては、「金銭の振込みを要求する記載があった」が41.0%、「個人情報の入力を求められた」が24.0%、「『あなたの個人情報を取得しました』といったダイアログが表示された」が23.5%だった(複数回答)。

 また、「どのような(詐欺)サイトだったか」の設問には、57.5%が「ワンクリック詐欺」、27.3%が「投資勧誘/マルチ商法」、13.1%が「海賊版ソフトの売り込み」、9.0%が「無許可の薬品などの売り込み」と答えた。