マイクロソフト,インターネットイニシアティブ(IIJ),NECビッグローブなど15社は12月20日,情報セキュリティの啓蒙活動「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2008」を開始すると発表した。Webサイトを設け,参加企業が積極的に情報を配信する仕組みを整え,セキュリティ対策の重要性を企業や個人に認識してもらうことを目指す(写真)。12月20日から2008年2月29日まで企業や団体の参加を募る。イメージ・キャラクターには,なめねこを起用した。
「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2008」を推進する情報セキュリティ対策推進コミュニティ運営事務局を構成するのは,マイクロソフトやシマンテックなどのソフトウエア・ベンダー,IIJやNECビッグローブ,NTTコミュニケーションズなどのISP,大成建設や東京海上日動火災保険などのユーザー企業である(表)。
企業名 |
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インターネットイニシアティブ |
NECビッグローブ |
NTTコミュニケーションズ |
Global Infrastructure Alliance for Internet Safety(GIAIS) |
シマンテック |
ソースネクスト |
ソフトバンクBB |
大成建設 |
東京海上日動火災保険 |
トレンドマイクロ |
ニフティ |
日本航空インターナショナル |
日本商工会議所 |
マイクロソフト |
マカフィー |
同様の取り組みは2007年も実施していたが,啓蒙の対象は主に個人ユーザーだった。「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2008」では,個人ユーザーだけでなく,企業ユーザー,企業の情報システム担当者も対象とする。
ITベンダーやユーザー,NPOや業界団体の賛同を募る。参加した企業・団体については,Webサイトで各社のセキュリティ対策の取り組み内容を紹介するほか,Webサイトやブログなどに組み込むWebパーツを提供する。
また,2008年2月を強化月間と位置づけ,事務局が中心となってセミナーやイベントを開催する予定である。